メイショウイチオシ（2011年生、母グリーンヒルレッド）

メイショウイチオシ（2011年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋一押し」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時10歳）と交配したグリーンヒルレッドが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は八木明広。戦績は、中央平地26戦5勝2着1回、中央障害3戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2016年の甲南ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

9月21日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヤマノボンバーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月16日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタガノハヤテを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を獲得した。

12月18日、中4週で迎えた4戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

3歳（2014年）

4月6日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5月25日、中6週で迎えた6戦目は、3歳オープンの鳳雛ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

6月22日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（5戦2勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のインディアトロフィー（中京ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（6戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったダヴィンチバローズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月10日、中2週で迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

11月9日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（7戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアムールブリエに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手に入れた。

12月7日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上1600万下の堺ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（8戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のコルージャをクビ差振り切って優勝

12月21日、中1週で迎えた12戦目は、ベテルギウスステークス（阪神ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（9戦4勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4歳（2015年）

2月14日、中7週で迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンのアルデバランステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（10戦4勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

3月14日、中3週で迎えた14戦目は、仁川ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武幸四郎騎手（11戦4勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

5月10日、中7週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で武幸四郎騎手（12戦4勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

5歳（2016年）

1月16日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で武幸四郎騎手（13戦4勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で武幸四郎騎手（14戦4勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた18戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 雨/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月26日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマウントハレアカラに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

8月27日、約5か月の休み明けで迎えた20戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのBSN賞（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

10月1日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた22戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのブラジルカップ（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた23戦目は、G3のみやこステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

6歳（2017年）

5月7日、約6か月の休養明けで迎えた24戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

8月26日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのBSN賞（新潟ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

9月30日、中4週で迎えた26戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

7歳（2018年）

2月3日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた27戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、アルデバランステークス（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

5月19日、約3か月半の休み明けで迎えた28戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/不良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月30日、中5週で迎えた29戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月22日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。