ジョイフルミラクル（2006年生、母ベストルンルン）

ジョイフルミラクル（2006年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のミラクルアドマイヤ（当時11歳）と交配したベストルンルンが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）沖田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方18戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沖田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、慶野靖夫によって315万円で落札された。

荒山勝徳厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2008年）

6月22日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は502kg。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のロッソフレイバーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月28日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、少し遅いペースで一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のフレッシュスター特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。5頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったエロージュに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

9月18日、中4週で迎えた4戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの’08ゴールドジュニアー（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

3歳（2009年）

1月20日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳戦のフォーチュネイト寒椿特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

3月5日、中5週で迎えた6戦目は、3歳戦のフォーチュネイトパンジー特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、ワールドベアハートに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月24日、中2週で迎えた7戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつくし特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

4月21日、中3週で迎えた8戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のポピー特別（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の牡丹特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のあやめ特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

7月9日、中5週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた11戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトラベンダー特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のロイヤルデジタルに2馬身の差をつけて2勝目をマークした。

11月1日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

11月29日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

4歳（2010年）

4月7日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、ポインタース賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた15戦目は、JAいちかわ賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

5月3日、中0週で迎えた16戦目は、閃光スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

7月15日、中9週で迎えた17戦目は、上田健人騎手を鞍上に迎えて、アルビレオ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた18戦目は、アメリカンアンバサダーカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上田健人騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた19戦目は、ペリドット賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上田健人騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた20戦目は、東原悠善騎手を鞍上に迎えて、東京中日スポーツ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。