パワーワイドショー（1993年生、母テンデステキ）

パワーワイドショー（1993年3月22日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のメイワパッサー（当時18歳）と交配したテンデステキが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は六角久美子。戦績は、中央平地12戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

諏訪富三厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

5月18日、デビュー戦は田村正光騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、速いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで崩れずに走り抜いたが、クリスタルリバーにクビ差交わされて2着となった。

9月8日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田村正光騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンスオブマミーに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月6日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田村正光騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のハイフレンドマイルをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

10月27日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の西湖特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田村正光騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に終わった。

4歳（1997年）

3月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田村正光騎手（6戦2勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で田村正光騎手（7戦2勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

4月27日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田村正光騎手（8戦2勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた10戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の相模特別（東京ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

7月13日、中6週で迎えた11戦目は、岩戸孝樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月16日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩戸孝樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。