アスユームピューマ（1993年生、母キリピユーマ）

アスユームピューマ（1993年6月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエブロス（当時7歳）と交配したキリピユーマが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河土肥牧場。戦績は、中央平地15戦0勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方12戦3勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

柴田不二男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

1月28日、デビュー戦は小屋敷昭騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で小屋敷昭騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小屋敷昭騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で小屋敷昭騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で小屋敷昭騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた7戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山雄一騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で横山雄一騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で横山雄一騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた12戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったビストロドゥパリにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

10月12日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

11月10日、中1週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4歳（1997年）

4月5日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた17戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、東真市騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた19戦目は、三小田幸人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のサンエムラオーに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月16日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三小田幸人騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三小田幸人騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のオニマルをクビ差制して勝利を手に入れた。

9月15日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で三小田幸人騎手（3戦2勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のグリーンシャワーをクビ差制して制した。

9月27日、中1週で迎えた23戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で三小田幸人騎手（4戦3勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた24戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた25戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた26戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた27戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月27日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた28戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（1998年）

1月10日、中1週で迎えた29戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。