エメラルドザオー（2014年生、母エスペラーダ）

エメラルドザオー（2014年2月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「エメラルド＋蔵王」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時5歳）と交配したエスペラーダが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）エスティファーム。主な勝ち鞍は2017年の3歳。

経歴

デビュー前

成島英春厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

6月25日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は406kg。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

10月9日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず18着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた4戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた5戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、アンソロポロジーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月27日、中4週で迎えた6戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、テルルフォレストに交わされて2馬身差の2着に敗れた。

3歳（2017年）

1月24日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るビナソニックを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月7日、中1週で迎えた8戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

3月22日、中5週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

5月6日、中3週で迎えた11戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のシャイニングスター特選（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の初夏賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

6月17日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、3歳地方重賞の夏至賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村松翔太騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

7月30日、中5週で迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村松翔太騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

10月1日、中8週で迎えた15戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

10月9日、連闘で迎えた16戦目は、仲秋賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村松翔太騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた17戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた18戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、じねんじょのすまし汁特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

11月25日、連闘で迎えた19戦目は、徳ちゃん安否確認特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

12月2日、連闘で迎えた20戦目は、山頭信義騎手を鞍上に迎えて、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた21戦目は、井上オークス特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は松木大地騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた22戦目は、2017ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着を確保した。

4歳（2018年）

1月24日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた23戦目は、一般C3 11（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は石本純也騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

1月30日、連闘で迎えた24戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石本純也騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

2月7日、連闘で迎えた25戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は山頭信義騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた26戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は石本純也騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。