パルディエス（2017年生、母サンクスアロット）

パルディエス（2017年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「感謝、ありがとう(ラトビア語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時10歳）と交配したサンクスアロットが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳1勝クラス。

経歴

デビュー前

田中博康厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

12月28日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプリモダルクに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2020年）

2月22日、中7週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のニルカンタテソーロをハナ差振り切って2勝目を手に入れた。

6月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳以上2勝クラスの小金井特別（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

9月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラスの浦安特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

10月18日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鷹巣山特別（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

4歳（2021年）

2月7日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

3月20日、中5週で迎えた8戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

5月22日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。14着に終わった。

10月19日、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、けやき賞（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた11戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

2021年11月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月29日、中7週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた12戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、立ち上れ木下智史特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

5歳（2022年）

1月12日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1-4（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嬉勝則騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

2022年1月14日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。