シルクマグナム（2008年生、母ウィムシカルソーツ）

シルクマグナム（2008年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋マグナム弾」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時10歳）と交配したウィムシカルソーツが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方21戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の山中温泉菖蒲湯まつり特別(一般C3一)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,000万円（4万×500口）で一口馬主が募集された。

保田一隆厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

7月3日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた2戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではいいところがなく14着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた3戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた4戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

10月16日、中4週で迎えた5戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のウインドラブダンスに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月24日、連闘で迎えた6戦目は、3歳B3（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

11月1日、連闘で迎えた7戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、食い初めかにまつり特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4九（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったミロスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月22日、連闘で迎えた9戦目は、日高町産駒杯（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月6日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、一般C3六（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

12月13日、連闘で迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3九（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったグランドセイリングに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

12月20日、連闘で迎えた12戦目は、一般C3七（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

4歳（2012年）

3月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、東日本大震災復興支援特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

3月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3六（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3五（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（4戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のトーアアサギリに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月17日、連闘で迎えた16戦目は、峨山道巡行特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた17戦目は、九谷茶碗まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた18戦目は、一里野まんぷくりんまつり特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた19戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、山中温泉菖蒲湯まつり特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のグッドフォーチュンに3馬身の差をつけて3勝目をマークした。

6月19日、中2週で迎えた20戦目は、金沢城石川門特別（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1二（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は尾島徹騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた22戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた23戦目は、西海祭り特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月4日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1二（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた25戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、こいこい祭特別（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。