エスティーフギ（1992年生、母ヒロノカツヒメ）

エスティーフギ（1992年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のエリモタイヨー（当時12歳）と交配したヒロノカツヒメが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）上島牧場。戦績は、中央平地8戦2勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1995年のアラ系4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

9月25日、デビュー戦は伊藤直人騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は482kg。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入った。

10月23日、中3週で迎えた2戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のツクバウィナーに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

11月26日、中2週で迎えた4戦目は、アラ系3歳400万下のアラブ3歳特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

3歳（1995年）

1月8日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で土谷智紀騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

1月16日、連闘で迎えた6戦目は、アラ系4歳以上オープン（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で土谷智紀騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

5月6日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた7戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（福島ダート1700m 晴/重）に55kgの斤量を背負って出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のハクバギャルに1馬身3/4の差をつけて2勝目を挙げた。

5月13日、連闘で迎えた8戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブステークス（福島芝2000m 雨/不良）に49kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は土谷智紀騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

7月3日、中6週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた9戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、不知火賞（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。