セイリングマスター（1989年生、母セイリングダイナ）

セイリングマスター（1989年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフオテイテン（当時5歳）と交配したセイリングダイナが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は赤田牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着1回、中央障害3戦0勝。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

8月4日、デビュー戦は田原成貴騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 曇/不良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

11月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

3歳（1992年）

1月5日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は河北通騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた9戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったスピードグッドを3/4馬身捉え切れず2着となった。

4月5日、中3週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

6月7日、中2週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で橋本美純騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は河北通騎手（4戦0勝）。17頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず13着に敗れた。

7月19日、中3週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は橋本美純騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマトアプローズに約14馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月1日、中1週で迎えた16戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の日向特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月22日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた18戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

4歳（1993年）

7月10日、約10か月の休み明けで迎えた19戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都芝2000m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月26日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、大森勇一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月6日、中5週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。