バイオレットムーン（2010年生、母アスカ）

バイオレットムーン（2010年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「紫の月」。毛色は栗毛。種牡馬のリンカーン（当時10歳）と交配したアスカが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）沖田牧場。戦績は、中央平地25戦1勝、中央障害2戦0勝、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2012年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

7月22日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は520kg。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

8月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

9月23日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のグッドレインボーを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

10月27日、中2週で迎えた6戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のきんもくせい特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを5馬身以上保って、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて10着に終わった。

3歳（2013年）

5月12日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。13着に敗れた。

6月22日、中5週で迎えた8戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい16着に敗れた。

8月3日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず17着に敗れた。

8月31日、中3週で迎えた10戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

4歳（2014年）

1月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で城戸義政騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で城戸義政騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で城戸義政騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で城戸義政騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

6月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた16戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

10月12日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は城戸義政騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びを欠き14着に終わった。

5歳（2015年）

3月29日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は大下智騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場なく16着に終わった。

4月25日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた19戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

6月17日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、恵那峡特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月25日、中4週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

10月3日、中9週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡田祥嗣騎手（4戦0勝）。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

12月12日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岡田祥嗣騎手（5戦0勝）。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず17着に終わった。

6歳（2016年）

1月23日、中5週で迎えた25戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

3月13日、中6週で迎えた26戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月12日、約7か月の休み明けで迎えた27戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、三番叟特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

12月7日、中7週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた28戦目は、初雪特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7歳（2017年）

1月22日、中6週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は難波剛健騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。11着に敗れた。

4月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。