キンショーウィーク（2015年生、母タイキランデヴー）

キンショーウィーク（2015年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のスターリングローズ（当時18歳）と交配したタイキランデヴーが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は小泉学。主な勝ち鞍は2018年のかもめ特別。

経歴

デビュー前

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月21日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 雨/重）に出走。馬体重は456kg。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

3歳（2018年）

1月13日、中9週で迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

3月2日、中6週で迎えた4戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のペイシャモカに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月28日、中1週で迎えた6戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンボリアトムをクビ差だけ差し切って2勝目をマークした。

4月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のサノノスカイに4馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

4月17日、連闘で迎えた8戦目は、3歳戦のつばめ特別（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドリームスイーブルに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で村上弘樹騎手（3戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の大鷲特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で村上弘樹騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイファーフォルテに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上弘樹騎手（5戦4勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のかもめ特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で村上弘樹騎手（6戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のキーワンダーをクビ差振り切って圧倒的支持に応えた。

7月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で村上弘樹騎手（7戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のマントンに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月18日、中1週で迎えた14戦目は、大銀杏賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で村上弘樹騎手（8戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のマダムアルディをクビ差振り切って8勝目を獲得した。

4歳（2019年）

1月15日、約6か月の休み明けで迎えた15戦目は、もつ鍋賞（名古屋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で村上弘樹騎手（9戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。