アージェント（2021年生、母ピースエンブレム）

アージェント（2021年2月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「紋章学における銀色を表す紋様の要素らの総称。父名、母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシルバーステート（当時8歳）と交配したピースエンブレムが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の一般C2十一。

経歴

デビュー前

宮田敬介厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2024年）

6月22日、デビュー戦はD.レーン騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。馬体重は536kg。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

10月27日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマニンエジェリーに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月11日、中1週で迎えた3戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイゴホマレリュウに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2025年）

5月11日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のプチブールを3/4馬身振り切って久しぶりの一戦を物にした。

10月5日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に敗れた。

11月23日、中6週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。