キュートヘスティア（2019年生、母バーニントウショウ）

キュートヘスティア（2019年5月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「可愛い+ギリシア神話における炉の女神」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時16歳）と交配したバーニントウショウが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

辻哲英厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

1月10日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

4月23日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた5戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、伸びてきたエヴリーサンクス決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

7月9日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のサバンナチャンスに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月22日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では超凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた8戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

4歳（2023年）

1月22日、中9週で迎えた9戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた10戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

5月7日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は今村聖奈騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

8月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のシュバルツガイストに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月10日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林美駒騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林美駒騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

5歳（2024年）

1月13日、中5週で迎えた15戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

3月9日、中7週で迎えた16戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの伊良湖特別（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

4月28日、中6週で迎えた17戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

8月4日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの妙高特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。