ナリタダンディ（2001年生、母グリンパサー）
Narita Dandy
2001.03.17
ナリタダンディ（2001年3月17日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋伊達男」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時17歳）と交配したグリンパサーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）まるとみ冨岡牧場。戦績は、中央平地43戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年の愛宕特別(1000万下)。
経歴
デビュー前
当歳のとき、まるとみ冨岡牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。
小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2003年）
11月9日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は548kg。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。
11月29日、中2週で迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。
12月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。
3歳（2004年）
1月12日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。
1月24日、中1週で迎えた5戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。
3月6日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタイセキショウを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。
3月21日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。
4月3日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るライフカオルを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
4月25日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。
5月15日、中2週で迎えた10戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたカミノヤマボーイ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。
6月13日、中3週で迎えた11戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。
7月4日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したマイクラリネットにハナ差届かず2着に甘んじた。
8月14日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のマイネルエフォールをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。
9月12日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下のアカシヤ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。
9月26日、中1週で迎えた15戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。
10月17日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレディブライアンを異次元の末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。
11月7日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。
11月20日、中1週で迎えた18戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのトパーズステークス（京都ダート1800m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。
12月12日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の摩耶ステークス（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は本田優騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。
4歳（2005年）
5月7日、約5か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。
6月12日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。
7月9日、中3週で迎えた22戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の文月特別（阪神芝1400m 雨/良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。
8月13日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。
8月27日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。
5歳（2006年）
3月19日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は河北通騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。
4月1日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。
4月9日、連闘で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。
4月29日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。
5月13日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の御池特別（京都ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で河北通騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。
6月3日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で河北通騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。
6月18日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の大山崎特別（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で河北通騎手（7戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアインカチヌキを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。
7月1日、中1週で迎えた32戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三木特別（京都芝1400m 外回り 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。
7月22日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は河北通騎手（8戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。
6歳（2007年）
1月6日、約5か月半の休養明けで迎えた34戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（9戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。
1月20日、中1週で迎えた35戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の河原町特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。
2月4日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は河北通騎手（10戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。
3月3日、中3週で迎えた37戦目は、4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。
3月11日、連闘で迎えた38戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の知立特別（中京芝1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は河北通騎手（11戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。
3月17日、連闘で迎えた39戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の伊丹特別（阪神ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は長谷川浩大騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。
4月8日、中2週で迎えた40戦目は、4歳以上1000万下の千種川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は河北通騎手（12戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。
10月28日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた41戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（13戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。
12月22日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた42戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（14戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。
7歳（2008年）
1月27日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた43戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（15戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。