オフィシャル（2003年生、母クラシーグロー）

オフィシャル（2003年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「公務の」。毛色は栗毛。種牡馬のダンツシアトル（当時13歳）と交配したクラシーグローが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）松平牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、地方15戦3勝。2006年の北斗盃(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松平牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

米川伸也厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

5月26日、デビュー戦は斉藤正弘騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月4日、中9週で迎えた2戦目は、2歳（旭川ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

9月14日、中5週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月12日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤正弘騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤正弘騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月10日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で斉藤正弘騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。4着に終わった。

3歳（2006年）

4月19日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月27日、連闘で迎えた8戦目は、3歳（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のケイショウコバンに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサントウイナーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月6日、中3週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は川島雅人騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月15日、連闘で迎えた11戦目は、3歳戦のモエレ沼公園特別（札幌(地)ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るモエレメジャールを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

7月8日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の十和田湖特別（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島雅人騎手（4戦2勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島雅人騎手（5戦2勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

9月7日、中3週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の北海優駿（旭川ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で川島雅人騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の釧路湿原特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島雅人騎手（7戦2勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のナスケンウインドを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月25日、中2週で迎えた16戦目は、浦河町獣医師会特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川島雅人騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた17戦目は、地方重賞の道営記念（札幌(地)ダート2485m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で川島雅人騎手（9戦3勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

4歳（2007年）

7月21日、約8か月半の休養明けで迎えた18戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた21戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の釧路湿原特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。