ワンモアライブ（1988年生、母ヨドフレーヤ）

ワンモアライブ（1988年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青毛。種牡馬のヨドヒーロー（当時18歳）と交配したヨドフレーヤが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は沖田秀雄。戦績は、中央平地21戦3勝2着2回。1991年の中日スポーツ賞4歳ステークス(G3)で3着に入った他、1991年の若草ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

11月4日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は550kg。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、6着に入り込んだ。

11月10日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、ジョウテンヒサオーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（1991年）

1月19日、中9週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シャイニーボーイに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

2月2日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のエリモスプリングをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3月9日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で角田晃一騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメジロティファニーを3/4馬身振り切って2勝目をマークした。

3月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳G3の毎日杯（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で角田晃一騎手（6戦2勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、4着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた8戦目は、3歳オープンの若草ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で角田晃一騎手（7戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のグレートアドマイヤをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

5月26日、中4週で迎えた9戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で角田晃一騎手（8戦3勝）。20頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、6着を確保した。

6月30日、中4週で迎えた10戦目は、3歳G3の中日スポーツ賞4歳ステークス（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で角田晃一騎手（9戦3勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

10月13日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で角田晃一騎手（10戦3勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた12戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で角田晃一騎手（11戦3勝）。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

12月8日、中4週で迎えた13戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた14戦目は、六甲ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（12戦3勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

4歳（1992年）

1月5日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデG3の金杯（京都芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（13戦3勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた16戦目は、平安ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（14戦3勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた17戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

12月19日、約10か月半の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（15戦3勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

12月26日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の江坂特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（16戦3勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

5歳（1993年）

1月6日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の初夢賞（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（17戦3勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

1月16日、中0週で迎えた21戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。