ディーエスバイタル（2016年生、母ルネッサンスファウンド）

ディーエスバイタル（2016年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のヴィットリオドーロ（当時7歳）と交配したルネッサンスファウンドが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2020年のお得に貯めようSPAT4ポイント賞(一般C1一二三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、秋谷寿之によって594万円で落札された。

内田勝義厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2018年）

11月30日、デビュー戦は町田直希騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったゼットパッションに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

12月17日、中1週で迎えた2戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、タキオンボウルに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

3歳（2019年）

2月25日、中9週で迎えた3戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のありがとう、渡辺周平よ、永遠に…杯（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、最後はセイエイビビットと並んで3着同着となった。

4月1日、中4週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月14日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月24日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた6戦目は、3歳戦の藤袴特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月22日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた7戦目は、ちゃす!なら木夫妻ご結婚記念0626（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエイシンエディソンを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月20日、中3週で迎えた8戦目は、阪上忠匡騎手を鞍上に迎えて、2019冬川崎ジョッキーズカップ（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のギャップオブリアルに4馬身の差をつけて制した。

4歳（2020年）

1月3日、中1週で迎えた9戦目は、新春馬い島のレモンを食べよう（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（5戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、トワイライトビギンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

1月29日、中3週で迎えた10戦目は、馬いリンゴジャムを食べよう（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

3月27日、中7週で迎えた11戦目は、日光街道幸手宿賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったギャップオブリアルを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

4月17日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1三四五（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた13戦目は、岡村裕基騎手を鞍上に迎えて、お得に貯めようSPAT4ポイント賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のミスターホウジュに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、涼風賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。