スーパーマルトク（2003年生、母エリットビーナス）

スーパーマルトク（2003年3月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「超＋お金（マル）を得るように」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤボス（当時6歳）と交配したエリットビーナスが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は竹中牧場。戦績は、中央平地29戦3勝2着3回。2008年のUHB杯(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、竹中牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、高浦正雄によって105万円で落札された。

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

1月21日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は402kg。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったゴービハインドに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

2月12日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のペプチドジャスミンに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月8日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

12月2日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた7戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4歳（2007年）

1月20日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

6月30日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた10戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月12日、中3週で迎えた11戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鹿屋特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。17頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

10月20日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田中克典騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったセンザイイチグウにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中克典騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のメイショウバルドルに3馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

12月1日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中克典騎手（3戦1勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

5歳（2008年）

6月29日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈のスロトングスピリットでしぶとく粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のメイショウバレーヌを半馬身振り切って久々の実戦を制した。

8月3日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館芝1200m 小雨/不良）に48kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、勝ったマヤノツルギに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月16日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

10月26日、中9週で迎えた20戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 雨/良）に出走。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の醍醐ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（3戦1勝）。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

6歳（2009年）

1月25日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の伏見ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

3月22日、中7週で迎えた24戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のトリトンステークス（中京芝1200m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田中克典騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

8月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

11月28日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の醍醐ステークス（京都芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上1600万下の納屋橋ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

7歳（2010年）

1月24日、中4週で迎えた29戦目は、4歳以上1600万下の伏見ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑端省吾騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。