タガノアンファン（2022年生、母タガノヴィアトゥル）

タガノアンファン（2022年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+子供(仏)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のレッドベルジュール（当時5歳）と交配したタガノヴィアトゥルが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。主な勝ち鞍は2024年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

石坂公一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

9月8日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったパンジャタワーにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

10月6日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったランフォーヴァウにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月30日、中7週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンパンタレイを猛烈な末脚で半馬身差し切って未勝利戦を制した。

12月14日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

3歳（2025年）

3月23日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。

4月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したカンシンにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のヴァージルを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

8月9日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの中京スポニチ賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの桑名特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菱田裕二騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。