シンロバリー（1993年生、母カラミティジェーン）

シンロバリー（1993年3月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時6歳）と交配したカラミティジェーンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡厚真町、生産者は（有）大川牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

2月25日、デビュー戦は河北通騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

4月21日、連闘で迎えた5戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着を確保した。

5月5日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ポットリファーズに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月18日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内山正博騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、メロウキスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月30日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で内山正博騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったイサミサンライズにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月7日、連闘で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で内山正博騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で内山正博騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で内山正博騎手（7戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のメルシーオペラに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。