バルスピュール（2009年生、母サウダージ）

バルスピュール（2009年3月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「純粋なワルツ（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のチーフベアハート（当時16歳）と交配したサウダージが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）様似共栄牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の驀進特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、様似共栄牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって210万円で落札された。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月29日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

3歳（2012年）

2月12日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入った。

3月10日、中3週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るパスパルトゥーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

4月8日、中3週で迎えた6戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のデイジー賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月3日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

8月12日、中9週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のアブマーシュをクビ差制して2勝目を奪取した。

9月2日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦1勝）。17頭立ての8番人気で大外17番ゲートからスタート。最後は、勝ったエバーローズから5馬身差の2着となった。

10月27日、中7週で迎えた12戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノモレッタをクビ差制して3勝目を手に入れた。

12月2日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上1600万下の浜松ステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。17頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

4歳（2013年）

2月10日、中9週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた15戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のトリトンステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず17着に終わった。

5月19日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

6月30日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

9月1日、中8週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月20日、中6週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月27日、連闘で迎えた20戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の轟ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。14着に終わった。

5歳（2014年）

5月10日、約6か月半の休み明けで迎えた21戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた22戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月6日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。13着に終わった。