グラスステージ（1999年生、母ムーンライトグラス）

グラスステージ（1999年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のナリタブライアン（当時8歳）と交配したムーンライトグラスが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地19戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2003年の弥彦特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

12月9日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したオートゼウスに半馬身届かず2着に敗北した。

3歳（2002年）

1月6日、中1週で迎えた3戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月9日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柄崎将寿騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたマルターズワールド決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

2月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柄崎将寿騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したブリストルパリにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月16日、中2週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、カンファーベストに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトーセングランディを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイワフォーチュンを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を手にした。

5月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦2勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳オープンの駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦2勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

4歳（2003年）

6月8日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦2勝）。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

6月28日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の広瀬川特別（福島芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（6戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るスパーブジュエルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

7月19日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の弥彦特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で柴田善臣騎手（7戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のアサクサキニナルに1馬身1/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月10日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田善臣騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6歳（2005年）

1月15日、約17か月半の休み明けで迎えた15戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた16戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

2月19日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の早春賞（東京芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

3月5日、中1週で迎えた18戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の両国特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

3月19日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の館山特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。