ギョクレイ（2008年生、母ジョウノベイビー）

ギョクレイ（2008年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時15歳）と交配したジョウノベイビーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はメイプルファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方18戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

佐久間雅貴厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2010年）

5月27日、デビュー戦は川島雅人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月16日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島雅人騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた4戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したモエレロザリオを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月27日、中1週で迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のラブミールックに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月18日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた7戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた8戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のプリサイスエンド賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

11月4日、中4週で迎えた9戦目は、林幻騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた10戦目は、2歳（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で林幻騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったシーキングザラヴに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月7日、中1週で迎えた11戦目は、2歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で林幻騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

3歳（2011年）

2月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、牝馬限定3歳戦の紅梅賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で林幻騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

5月2日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で林幻騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るトーセンノーブルを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月5日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた14戦目は、一般C2二三（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で林幻騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

4歳（2012年）

4月5日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、来希君入学記念（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で林幻騎手（6戦1勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

5月1日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2六七（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で林幻騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5月29日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2五六（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で林幻騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で林幻騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月20日、中4週で迎えた19戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。