カガノウタヒメ（1998年生、母ナンブアルテミス）

カガノウタヒメ（1998年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のホーエイヒロボーイ（当時13歳）と交配したナンブアルテミスが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は波田和仁。戦績は、地方21戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年のアラ系3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、波田和仁から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」と「北海道10月市場アングロアラブ2歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

田嶋進一厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2000年）

10月16日、デビュー戦は加藤和義騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（金沢ダート900m 晴/稍重）に出走。馬体重は463kg。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアサヒエンゼルを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

11月13日、中3週で迎えた2戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダイヤセンジュに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3歳（2001年）

4月21日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、長嶋和彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長嶋和彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた5戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長嶋和彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマサノグレイスを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月9日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で長嶋和彦騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

6月25日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で長嶋和彦騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた8戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で長嶋和彦騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

8月18日、中3週で迎えた9戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で長嶋和彦騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マリンコウテイに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月2日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で長嶋和彦騎手（7戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のショウリノサクセスをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

9月16日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で長嶋和彦騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で長嶋和彦騎手（9戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず4着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた13戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で長嶋和彦騎手（10戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

12月9日、中5週で迎えた14戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のツルノバクシンオーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2002年）

5月3日、約5か月の休養明けで迎えた15戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は長嶋和彦騎手（11戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月2日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた16戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長嶋和彦騎手（12戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

12月7日、中4週で迎えた17戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で長嶋和彦騎手（13戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のフジノプロジェクトをクビ差振り切って5勝目を手中に収めた。

5歳（2003年）

1月2日、中3週で迎えた18戦目は、トパーズ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で長嶋和彦騎手（14戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

4月6日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた19戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で長嶋和彦騎手（15戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた20戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で長嶋和彦騎手（16戦2勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

5月26日、中4週で迎えた21戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2-3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。