エーシンウェンディ（2010年生、母ワイオミングガール）

エーシンウェンディ（2010年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時10歳）と交配したワイオミングガールが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）吉田ファーム。戦績は、中央平地15戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

8歳のとき、栄進堂から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、アフリートファームによって162万円で落札された。

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

9月9日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月24日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったアルボナンザに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

12月23日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

3歳（2013年）

1月14日、中2週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/重）に出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったロゼラニにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

2月16日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサマニトップレディに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

4歳（2014年）

3月22日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた8戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月4日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったヤマガールにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

5月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた12戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

8月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、4着に入った。

9月21日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るフォローハートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

10月19日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。