カワキタレブリー（2019年生、母カフジビーナス）

カワキタレブリー（2019年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+夢想(仏)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のドレフォン（当時6歳）と交配したカフジビーナスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川島牧場。2022年のNHKマイルカップ(G1)で3着に入った他、2021年のデイリー杯2歳ステークス(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

杉山佳明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

7月3日、デビュー戦は加藤祥太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のパスポートチェックをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

7月17日、中1週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

8月22日、中4週で迎えた3戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤祥太騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月17日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのもみじステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず3着に終わった。

3歳（2022年）

1月9日、中7週で迎えた6戦目は、3歳G3のシンザン記念（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラスの白梅賞（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のタガノエスコートを半馬身振り切って2勝目をゲットした。

4月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって11着に終わった。

5月8日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月30日、中8週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスのレジェンドトレーナーカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原明良騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた12戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したシュヴェルトライテに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2023年）

1月5日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタイゲンに1馬身3/4の差をつけて3勝目を手に入れた。

1月22日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの長篠ステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上3勝クラスの武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（5戦2勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの湘南ステークス（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（6戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアサヒを3/4馬身振り切って雨下の戦いを制した。

6月11日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松山弘平騎手（7戦3勝）。17頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

8月13日、中8週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた18戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。

11月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

5歳（2024年）

1月13日、中6週で迎えた20戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、淀短距離ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた21戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

4月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（8戦3勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。