エイヨーアメジスト（2022年生、母カシノアンバー）

エイヨーアメジスト（2022年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+宝石名。紫の宝石で魅了する、成功する」。毛色は鹿毛。種牡馬のアレスバローズ（当時10歳）と交配したカシノアンバーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は柏木務。2024年のひまわり賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

6月29日、デビュー戦は田口貫太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立ち、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナンシヨウトに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月20日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田口貫太騎手（1戦1勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたケイテンアイジン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

9月1日、中5週で迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（中京芝1200m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

11月9日、中9週で迎えた4戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい4着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた5戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの秋明菊賞（京都芝1400m 外回り小雨/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

3歳（2025年）

1月25日、中9週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた7戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

2月20日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のたんぽぽ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナイスデスネに6馬身の差をつけて2勝目を収める

6月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から9kg戻して迎えた9戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの白百合ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

7月22日、中6週で迎えた10戦目は、霧島賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

9月15日、中7週で迎えた11戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2015メモリアルモーリスカップ（阪神芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高杉吏麒騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。