ホウオウツインクル（2018年生、母ツインクルスター）

ホウオウツインクル（2018年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+きらめく」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時14歳）と交配したツインクルスターが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2021年の名古屋モーニングフィーバー16。

経歴

デビュー前

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

11月21日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

3歳（2021年）

1月11日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

2月28日、中6週で迎えた3戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

3月6日、連闘で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

5月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

7月12日、中5週で迎えた6戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のモンレアーレを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー36（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた10戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー51（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた11戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた12戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は村上弘樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

デビュー前

今津博之厩舎（愛知）へ入厩。

11月2日、デビュー戦は丸野勝虎騎手を鞍上に据えて、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての10番ゲートからスタート。出走取消となった。

11月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、せせらぎ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のアサクサチャンスに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2022年）

4月8日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、一般C19（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルボレロに3馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4月18日、中0週で迎えた15戦目は、笠松町商工会特別（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（6戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のアップリュウジンに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月6日、中2週で迎えた16戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、恋路ヶ浜特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったトビーズレガシーに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

5月30日、中2週で迎えた17戦目は、一般C4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた18戦目は、尚弘記念（名古屋ダート920m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

11月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた19戦目は、一般C11（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（8戦4勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったラエールに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月18日、連闘で迎えた20戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（9戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のピースラヴィングを3/4馬身振り切って5勝目を収める

11月24日、連闘で迎えた21戦目は、一般C10（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（10戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シャノンファンキーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月8日、中1週で迎えた22戦目は、一般C4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（11戦5勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

12月14日、連闘で迎えた23戦目は、一般B8 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（12戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るプリティーメモリーを上がり2位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って6勝目をマークした。

5歳（2023年）

2月3日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

3月3日、中3週で迎えた25戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、桃の花賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

4月7日、中4週で迎えた26戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

5月12日、中4週で迎えた27戦目は、深澤杏花騎手を鞍上に迎えて、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた28戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、dela後藤ひなの生誕記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のレッツシンクに1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

6月12日、中1週で迎えた29戦目は、多良峡特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で東川慎騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のハンデンキングをハナ差振り切って8勝目を収める

6月20日、連闘で迎えた30戦目は、早乙女特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川慎騎手（2戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定戦の女郎花月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川慎騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた32戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東川慎騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。