リターンケープ（2002年生、母リターンバンダム）

リターンケープ（2002年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋女性の肩掛け」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時10歳）と交配したリターンバンダムが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2005年の下呂賞(一般C8)。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

7月17日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は減速してしまい16着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた3戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

10月9日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた4戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C19（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた5戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイグレートサンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月10日、中1週で迎えた6戦目は、下呂賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブライアンズソノに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2006年）

1月15日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた8戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

6月18日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

12月3日、約5か月半の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南田雅昭騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見所を作れず15着に終わった。