フーガフューグ（2007年生、母セタガヤウタヒメ）

フーガフューグ（2007年4月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「逃げる（伊）＋逃げる（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時9歳）と交配したセタガヤウタヒメが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）アラキファーム。戦績は、中央平地18戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

10月18日、デビュー戦は的場勇人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のトウカイメロディをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2010年）

1月17日、中9週で迎えた3戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は的場勇人騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2000m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

5月23日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4歳（2011年）

1月15日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

3月6日、中6週で迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に敗れた。

5月7日、中8週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

6月18日、中5週で迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の佐倉特別（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

7月23日、中4週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた11戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2200m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

10月2日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

5歳（2012年）

1月28日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた15戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2200m 小雨/良）に出走。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では末脚が冴えず18着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

5月19日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた18戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲村ヶ崎特別（東京芝2000m 雨/重）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。