セトノスニッパー（2000年生、母Aspirant）

Setono Snipper

2000.10.24

セトノスニッパー（2000年10月24日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬。馬名の意味は「冠名＋切り取る人（鋭い切れ味を願って）」。毛色は鹿毛。種牡馬のSnippets（当時16歳）と交配したAspirantが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地18戦3勝2着3回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

6月15日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は512kg。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたセイウンザクラブ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

7月19日、中1週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るバンブーヌエバを上がり4位の末脚でクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

8月23日、中4週で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた5戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた6戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のジオストラに3馬身の差をつけて優勝

11月1日、中5週で迎えた7戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

11月29日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は高井彰大騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた9戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

4歳（2004年）

5月15日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は岩崎祐己騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったノーザンキッズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月25日、中4週で迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた13戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったケイエススプリングにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月21日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は高井彰大騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のホシノベッカムをクビ差振り切って3勝目を手にした。

10月3日、中2週で迎えた16戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

5歳（2005年）

1月5日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は高井彰大騎手（3戦2勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた18戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

7月28日、約6か月半の休養明けで迎えた19戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた20戦目は、みついし 昆布特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

9月23日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、アーリーフォール特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた22戦目は、揖保川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

10月27日、連闘で迎えた23戦目は、豊岡・いずし お城まつり特別（園田ダート1230m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は有馬澄男騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた24戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、兵庫オーナーズカップ（園田ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

6歳（2006年）

4月13日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A1二（園田ダート1230m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。