ワイルドキャット（2017年生、母ジョロキアキャット）

ワイルドキャット（2017年2月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時23歳）と交配したジョロキアキャットが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田牧場。主な勝ち鞍は2021年のフリオーソ賞(一般C12 C2)。

経歴

デビュー前

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

7月6日、デビュー戦は城戸義政騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

7月14日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

8月31日、中6週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で城戸義政騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で城戸義政騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で城戸義政騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で城戸義政騎手（5戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で城戸義政騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

3歳（2020年）

1月26日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

2月22日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菱田裕二騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

6月20日、中5週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菱田裕二騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で菱田裕二騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月19日、連闘で迎えた15戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で菱田裕二騎手（7戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた16戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菱田裕二騎手（8戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

8月15日、連闘で迎えた17戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で菱田裕二騎手（9戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

11月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、フォーチュン賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた19戦目は、サンタクロース特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4歳（2021年）

2月12日、中6週で迎えた20戦目は、レトルトカレー2200（船橋ダート2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤洋一騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

3月18日、中4週で迎えた21戦目は、サンシャイン2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤洋一騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた22戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、フリオーソ賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアーススカイを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

4月29日、中1週で迎えた23戦目は、アルアイン賞（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた24戦目は、「とままえメロン」特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったグーガルラヴィにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中5週で迎えた25戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、温泉の森キャンプ場特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスプレーモゲレイロに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

7月13日、中2週で迎えた26戦目は、アカンサス特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた27戦目は、JAバンクよりぞう特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた28戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、モーリス・プレミアム（門別ダート2000m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

9月21日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、伊藤忠エネクスHL北海道特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた30戦目は、北竜ひまわりライス特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた31戦目は、さまに地場産フェア特別（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた32戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（門別ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（8戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。