ナグルファル（2022年生、母ランドオーバーシー）

Naglfar

2022.04.07

ナグルファル（2022年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「北欧神話に登場する巨大な船」。毛色は鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時12歳）と交配したランドオーバーシーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2024年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

10月12日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るロードガレリアを猛烈な末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

12月7日、中7週で迎えた2戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのエリカ賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のワンモアスマイルに4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

3歳（2025年）

3月9日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

5月10日、中8週で迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に終わった。

8月30日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

10月4日、中4週で迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都芝2000m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。