エイシンピューマ（2009年生、母Hooked On Niners）

エイシンピューマ（2009年3月28日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ピューマ」。毛色は青鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時10歳）と交配したHooked On Ninersが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦0勝2着3回、地方10戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上C2(牝)。

経歴

デビュー前

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

11月6日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したアースソニックを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月4日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

3歳（2012年）

1月15日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ペガサスフォースに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月27日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったルナフォンターナにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

6月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 雨/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた8戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（姫路ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のチョウインパクトに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月2日、中1週で迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C2（姫路ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエプソムフクムスメに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C1（姫路ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は木村健騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

8月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上C1（姫路ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

10月28日、中7週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

12月16日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

4歳（2013年）

6月23日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた14戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

7月26日、中4週で迎えた15戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したプレシャスエリーを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中2週で迎えた16戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、そのたんカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では超凡な末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた17戦目は、たかさご万灯祭特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた19戦目は、おゝ浜のポン酢特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。