ドルフィンキック（2014年生、母ピアノボレロ）

ドルフィンキック（2014年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「イルカの蹴り」。毛色は栗毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時5歳）と交配したピアノボレロが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は片山牧場。戦績は、中央平地8戦1勝。主な勝ち鞍は2016年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

8月21日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

10月1日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着を確保した。

10月22日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入った。

11月26日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のロードナカヤマを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2017年）

5月28日、約6か月の休養明けで迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の日野特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢一樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。