ローズオットー（2004年生、母エリザベスローズ）

ローズオットー（2004年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ローズ油の最上級品」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時11歳）と交配したエリザベスローズが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回。2006年の芙蓉ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

15歳のとき、社台ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、宇田昌隆によって572万円で落札された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

7月23日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は482kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

9月9日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリネンフィールドに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月30日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、勝ったドリームジャーニーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

11月12日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2007年）

1月20日、中9週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンの菜の花賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月17日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

4月22日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横山典弘騎手（6戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で横山典弘騎手（7戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、4着に終わった。

10月27日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は9戦連続で横山典弘騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で横山典弘騎手（9戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では非凡な末脚を披露したが、4着に終わった。

4歳（2008年）

3月9日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた12戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

11月24日、約7か月半の休養明けで迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

12月28日、中4週で迎えた15戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に敗れた。