アスターディンブラ（2022年生、母アスタービーナス）

アスターディンブラ（2022年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+紅茶の品種名」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時19歳）と交配したアスタービーナスが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はタイヘイ牧場。主な勝ち鞍は2025年の3歳。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2025年）

2月2日、デビュー戦は河原田菜々騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は424kg。17頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた2戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた3戦目は、柴田裕一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

5月11日、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったハヤブサナンデヒメに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月24日、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のボッカルーポに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月8日、3歳（佐賀ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したハヤブサナンデヒメに半馬身届かず2着に敗北した。

6月28日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンアヤメにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のUMATENA賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したアーチーテソーロを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中3週で迎えた9戦目は、オミナエシ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（5戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のホワイトキャンバスに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月6日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中直人騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のリネンドライブに1馬身の差をつけて3勝目を収める

9月21日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、一般C2-3（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で田中直人騎手（7戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のメイショウムーヴをアタマ差振り切って圧倒的支持に応えた。