ウインストーリア（2000年生、母アズウィロー）

ウインストーリア（2000年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋物語（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンドスウィープ（当時9歳）と交配したアズウィローが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方26戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の北区特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ティーエムインターナショナルによって3,885万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額5,000万円（12.5万×400口）で一口馬主が募集された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

3月22日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は522kg。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた3戦目は、D.オリヴァー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着を確保した。

5月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続でD.オリヴァー騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入った。

5月31日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続でD.オリヴァー騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったダイワヴェルサイユに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中2週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

7月23日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のジュライフラワー賞（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

9月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

9月22日、連闘で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、3歳戦のツインメイト特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

11月2日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオキザリス特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦のさざんか特別（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月31日、中4週で迎えた13戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のポインセチア特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

4歳（2004年）

1月7日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3月2日、中5週で迎えた16戦目は、松涛特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で早田秀治騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

3月16日、中1週で迎えた17戦目は、鷺宮特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で早田秀治騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた18戦目は、豊島区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で早田秀治騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた19戦目は、北区特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で早田秀治騎手（6戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のツルギに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月24日、中4週で迎えた20戦目は、一般C1三（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で早田秀治騎手（7戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

12月30日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた21戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（大井ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

5歳（2005年）

1月20日、中2週で迎えた22戦目は、銀嶺特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた23戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、早春特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

3月7日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、中野区特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた25戦目は、しし座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた26戦目は、りょうけん座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったジャックタイガーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月8日、中4週で迎えた27戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1九（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月26日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のダイワブルーバードを半馬身振り切って制した。

6月8日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた30戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1七（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた32戦目は、こうま座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月11日、中0週で迎えた33戦目は、わし座特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた34戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。