サンマルスピリット（2010年生、母ハートランドコマチ）

サンマルスピリット（2010年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋勇気」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時7歳）と交配したハートランドコマチが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日優牧場。戦績は、中央平地28戦1勝2着1回、中央障害3戦0勝、地方16戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月9日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

11月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

12月24日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太一騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

3歳（2013年）

1月20日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小島太一騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着を確保した。

2月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島太一騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ディアグリスターに3/4馬身交わされて2着となった。

3月9日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島太一騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のアサクサベルーガをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

4月7日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で小島太一騎手（5戦1勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

5月18日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小島太一騎手（6戦1勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

5月26日、連闘で迎えた9戦目は、3歳500万下の1970sダービーメモリーズタケホープカップ（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小島太一騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着を確保した。

6月30日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下の三陸特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で小島太一騎手（8戦1勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

9月28日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小島太一騎手（9戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で小島太一騎手（10戦1勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

11月30日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で小島太一騎手（11戦1勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、3着を確保した。

12月21日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で小島太一騎手（12戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

4歳（2014年）

2月10日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で小島太一騎手（13戦1勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

3月23日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で小島太一騎手（14戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で小島太一騎手（15戦1勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で小島太一騎手（16戦1勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で小島太一騎手（17戦1勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は19戦連続で小島太一騎手（18戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

7月5日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で小島太一騎手（19戦1勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

9月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は21戦連続で小島太一騎手（20戦1勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で小島太一騎手（21戦1勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

12月6日、中6週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は23戦連続で小島太一騎手（22戦1勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

5歳（2015年）

1月24日、中6週で迎えた25戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/重）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月5日、中9週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は小島太一騎手（23戦1勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

5月17日、中5週で迎えた27戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月5日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は金子光希騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた29戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は小島太一騎手（24戦1勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島太一騎手（25戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太一騎手（26戦1勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

6歳（2016年）

2月24日、約4か月の休養明けで迎えた32戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

3月8日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた33戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、DASHよかわ特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のロードワイルドに2馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

3月29日、中2週で迎えた34戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク・ゴールド杯（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったスイープアローをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

4月13日、中1週で迎えた35戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、DASH心斎橋桜花特別（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた36戦目は、4歳以上A2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた37戦目は、相生ペーロン祭特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた38戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた39戦目は、白鳥座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた40戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた41戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた42戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた43戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた44戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた45戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた46戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、ブリリアントカップ（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた47戦目は、水仙特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。