アイファーベア（2018年生、母レディワシントン）

アイファーベア（2018年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+クマ」。毛色は鹿毛。種牡馬のトビーズコーナー（当時10歳）と交配したレディワシントンが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はWing Farm。主な勝ち鞍は2021年の名古屋モーニングフィーバー37。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

11月1日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

3歳（2021年）

6月20日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた4戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップマスカット賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

8月19日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた5戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー37（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオオモリクンに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエイメイカカンに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

10月9日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

10月30日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた9戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップディアナ賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（5戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

4歳（2022年）

7月30日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

10月30日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/良）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2023年）

2月12日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月22日、中9週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて13着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

6月24日、中1週で迎えた17戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

7月2日、連闘で迎えた18戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は小林勝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、シンリンゲンカイに半馬身交わされて2着となった。

10月15日、約3か月の休養明けで迎えた20戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は小林勝太騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着を確保した。

11月18日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林勝太騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

2021年7月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

6歳（2024年）

4月14日、約5か月の休み明けで迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。