ハッピーベリンダ（2011年生、母エイシンベリンダ）

ハッピーベリンダ（2011年4月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「幸福な＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時14歳）と交配したエイシンベリンダが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は城地牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、城地清満から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、グランデファームによって231万円で落札された。2歳のとき、グランデファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、スクーデリアによって2,152.5万円で落札された。

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

8月4日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

8月24日、中2週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したレヴアップスピンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月12日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のタカラジェニファに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月2日、中2週で迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳重賞のアルテミスステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって16着に終わった。

3歳（2014年）

2月17日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

4月6日、中6週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5月10日、中4週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、伸びてきたレッドシェリール決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

6月15日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

4歳（2015年）

5月16日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたイデアオブクィーン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月7日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入った。

6月20日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエグランティエをハナ差振り切って久々に美酒を浴びた。

8月15日、中7週で迎えた12戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月10日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の山中湖特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

11月8日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦2勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

12月19日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5歳（2016年）

8月27日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

10月30日、中8週で迎えた17戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。