タケデンゲイル（2002年生、母ノースチャンス）

タケデンゲイル（2002年6月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋疾風」。毛色は鹿毛。種牡馬のマイニング（当時18歳）と交配したノースチャンスが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）安藤牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方13戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の一般C291011。

経歴

デビュー前

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

9月5日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。17頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったビリーザキッドに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月10日、中2週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

3歳（2005年）

2月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月17日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大庭和弥騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

8月23日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、3歳戦のナティーサドル特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

10月24日、中8週で迎えた8戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月22日、中3週で迎えた9戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2006年）

1月13日、中3週で迎えた11戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したマウイに3/4馬身届かず2着に敗北した。

2月17日、中4週で迎えた12戦目は、一般C2六（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

3月16日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2七（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたフェアリーウイング決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4月7日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2五アイ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた15戦目は、一般C291011（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るダークキングダムを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月3日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2007年）

1月11日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C3二イ（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた18戦目は、一般C3二イ（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のリックワードに2馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

3月8日、中3週で迎えた19戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。