ゴウノモノ（2015年生、母ケイアイリヒト）

ゴウノモノ（2015年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「剛の者。強くて勇敢な者」。毛色は青鹿毛。種牡馬のローレルゲレイロ（当時11歳）と交配したケイアイリヒトが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は福岡駿弥。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、福岡駿弥から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、岡浩二によって432万円で落札された。

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

8月27日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は460kg。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた3戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

11月19日、中4週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入った。

12月9日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

3歳（2018年）

1月20日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で横山和生騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

4月1日、中9週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山和生騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山和生騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

5月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横山和生騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で横山和生騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で横山和生騎手（8戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で横山和生騎手（9戦0勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリアルモンテを差し切れず、5馬身差の2着となった。

7月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で横山和生騎手（10戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

4歳（2019年）

6月13日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から31kg戻して迎えた15戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

7月19日、中4週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた16戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のゴルトグルーベを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

5歳（2020年）

6月25日、約11か月半の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ローズメジャーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月15日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、バロンエールにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月12日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のメイショウランランに1馬身3/4の差をつけて制した。

8月27日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリコーアナコンダを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

9月17日、中2週で迎えた21戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（6戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた23戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、2020JBCまであと6日（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

11月26日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したパッションピーチを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

12月31日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた27戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

6歳（2021年）

1月15日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた28戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

1月28日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカフェメモワールを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

2月25日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のカフェメモワールをハナ差振り切って5勝目を掴み取った。

3月10日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（9戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（10戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた34戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた35戦目は、高畑皓一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（11戦5勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（12戦5勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（13戦5勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた39戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3三（園田ダート1400m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

11月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた40戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（14戦5勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したミヤモフィットを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

12月9日、中1週で迎えた41戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（15戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

7歳（2022年）

1月2日、中2週で迎えた42戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（16戦5勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

1月18日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた43戦目は、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は長尾翼玖騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた44戦目は、4歳以上C3四（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（17戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた45戦目は、4歳以上C3三（姫路ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は長尾翼玖騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

2022年3月8日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。