ポートラヴ（2004年生、母サラトガビューティ）
Port Love
2004.05.14
ポートラヴ（2004年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋愛」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時19歳）と交配したサラトガビューティが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）様似堀牧場。戦績は、中央平地26戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の安達太良ステークス(1600万下 ハンデ)。
経歴
デビュー前
南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2007年）
8月26日、デビュー戦は草野太郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は534kg。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリンガスフリートに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
9月8日、中1週で迎えた2戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のラスカルシチーに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。
11月17日、中9週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の秋保特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
4歳（2008年）
1月5日、中6週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。
1月27日、中2週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のレッドキャタピラーを半馬身振り切って3勝目を獲得した。
6月7日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の鎌倉ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は力尽きて14着に敗れた。
6月21日、中1週で迎えた7戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の出石特別（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、勝ったショウナンアクトにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。
8月2日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の七重浜特別（函館ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。
8月31日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。
9月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
10月25日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
11月8日、中1週で迎えた12戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のフィリピントロフィー（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグランドラッチに2馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。
5歳（2009年）
3月21日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。
3月29日、連闘で迎えた14戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の桶狭間ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、アドマイヤダンクに交わされて2馬身半差の2着となった。
4月18日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着に入った。
5月9日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の高瀬川ステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。
5月30日、中2週で迎えた17戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の鎌倉ステークス（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。
6月20日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のエアマックールを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。
12月26日、約6か月半の休み明けで迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの師走ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず14着に終わった。
6歳（2010年）
1月24日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は幸英明騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。
2月13日、中2週で迎えた21戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアルデバランステークス（京都ダート1900m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。
3月13日、中3週で迎えた22戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのポラリスステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。
3月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。
5月9日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンのオアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、5着を確保した。
7月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、KBC杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（7戦1勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。
8月7日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの関越ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小林淳一騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。