ウィルオブラガー（2020年生、母シエルクレール）

Will of Rugger

2020.05.06

ウィルオブラガー（2020年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ラグビーの意志」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のファインニードル（当時7歳）と交配したシエルクレールが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は田中スタッド。主な勝ち鞍は2023年の3歳C1 C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田中スタッドから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、奥村啓二によって1,705万円で落札された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月17日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

7月31日、中1週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた3戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2023年）

1月14日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

1月22日、連闘で迎えた6戦目は、大久保友雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

2023年1月28日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

3月1日、中4週で迎えた7戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳C1 C2（姫路ダート800m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビバリーに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月5日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳A B（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。