ラシアンビューティ（1998年生、母マークアップ）

ラシアンビューティ（1998年6月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラシアンゴールド（当時10歳）と交配したマークアップが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は柏木一則。戦績は、中央平地30戦2勝2着5回、地方4戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

7月16日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は408kg。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月9日、中5週で迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったピナコラーダにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

10月7日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグレイトブイセブンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月5日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で武幸四郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた8戦目は、2歳G3の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で武幸四郎騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

3歳（2001年）

8月25日、約9か月の休み明けで迎えた9戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

9月4日、中0週で迎えた10戦目は、アルクトゥールス特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月23日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったプリマグロリアに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月13日、中2週で迎えた12戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、柏崎特別（新潟(地)ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のエーサップに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

11月25日、中2週で迎えた14戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

4歳（2002年）

7月27日、約7か月半の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったジャングルビートに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月17日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小坂忠士騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったジョウノベネチアにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月28日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小坂忠士騎手（5戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた20戦目は、プラタナス賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は石橋守騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた21戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

12月21日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったコーリンサウザーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2003年）

1月12日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

1月25日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のローカスを3/4馬身振り切って雨下の激戦を制した。

3月15日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（6戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月30日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（7戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下の神鍋特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（8戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた31戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

11月29日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた32戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（8戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた33戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（9戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

6歳（2004年）

1月5日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（10戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。最後は一杯になって16着に終わった。