プレザントウインド（2003年生、母レディウィンダーメア）

プレザントウインド（2003年5月31日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「気持ちのいい風」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時5歳）と交配したレディウィンダーメアが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地15戦2勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,200万円（30万×40口）で一口馬主が募集された。

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

11月13日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のホウショウリヴに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月3日、中2週で迎えた2戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の千両賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く最後はキシュウティアラと並んで6着同着となった。

12月25日、中2週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

3歳（2006年）

1月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下の白梅賞（京都芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

2月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下の寒梅賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月26日、中2週で迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のセイウンワキタツに1馬身1/4の差をつけて2勝目を獲得した。

3月25日、中3週で迎えた7戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて14着に終わった。

5月14日、中6週で迎えた8戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳1000万下のあじさいステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の五条坂特別（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の雲ヶ畑特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

12月17日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

4歳（2007年）

1月20日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の河原町特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

5歳（2008年）

4月20日、約15か月の休み明けで迎えた14戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

5月3日、中1週で迎えた15戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。