ハネダシェリー（1998年生、母フリーズザライフ）

ハネダシェリー（1998年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時18歳）と交配したフリーズザライフが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富菜牧場。戦績は、中央平地23戦2勝2着1回、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

10月8日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、オースミマリンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月15日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

3歳（2001年）

1月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雪/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月24日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3月31日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

4月22日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

6月24日、中8週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のロッキーアローに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月14日、中2週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

7月21日、連闘で迎えた9戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は郷原洋司騎手（5戦1勝）。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

4歳（2002年）

6月29日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、5着を確保した。

7月27日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（7戦1勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

8月25日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るトーセンチヨノオーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

10月13日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

10月19日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

12月7日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

5歳（2003年）

5月3日、約5か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

12月20日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から36kg戻して迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では全く伸びず13着に終わった。

6歳（2004年）

2月8日、中6週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（8戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

5月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は一杯になって16着に終わった。

7月13日、中5週で馬体重を前走から25kg戻して迎えた24戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

8月10日、中3週で迎えた25戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

10月12日、中6週で迎えた27戦目は、一般C1四五（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木啓之騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。