ペチプライド（1984年生、母ヒカリテツソ）

ペチプライド（1984年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のカツラギセンプー（当時6歳）と交配したヒカリテツソが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は滝田石男。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回、地方14戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1986年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

6月14日、デビュー戦は田島信行騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は414kg。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた2戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1000m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北川和典騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエスエムトウダイに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月27日、中1週で迎えた4戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳300万下のアラブ3歳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したモガミチェリーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月23日、中3週で迎えた5戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（小倉芝1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり4着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた6戦目は、アラ系3歳オープン（阪神ダート1200m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は北川和典騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

3歳（1987年）

2月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下のアラブ特別（小倉芝1200m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた8戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下（小倉芝1800m 曇/良）に牝馬ながら50kgの斤量を背負って出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上300万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は北川和典騎手（3戦1勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上300万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北川和典騎手（4戦1勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上300万下（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北川和典騎手（5戦1勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に敗れた。

10月17日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（福島芝1200m 曇/重）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上オープン（福島芝1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

4歳（1988年）

1月6日、中7週で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上300万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は北川和典騎手（6戦1勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上300万下（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北川和典騎手（7戦1勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた16戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下のアラブ特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。

9月5日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた17戦目は、椋木幹雄騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B（益田ダート1350m 曇/不良）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月18日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた18戦目は、吉岡牧子騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B（益田ダート1350m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のミスツネヤマに1馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

10月17日、中3週で迎えた19戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B（益田ダート1350m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた20戦目は、アラ系一般B（益田ダート1350m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

11月6日、連闘で迎えた21戦目は、アラ系一般B（益田ダート1350m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系一般B（益田ダート1350m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で花本正三騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月27日、連闘で迎えた23戦目は、アラ系一般B（益田ダート1350m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で花本正三騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月5日、連闘で迎えた24戦目は、沖野耕二騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B（益田ダート1350m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた25戦目は、アラ系一般B（益田ダート1350m 晴/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったマツケンリキスから半馬身差の2着に敗北した。

5歳（1989年）

1月3日、中1週で迎えた26戦目は、アラ系一般B（益田ダート1350m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（6戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた27戦目は、宮本彰騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B（益田ダート1350m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた28戦目は、矢ケ部徹騎手を鞍上に迎えて、アラ系B（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた29戦目は、田中隆仁騎手を鞍上に迎えて、不知火賞（荒尾ダート1900m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた30戦目は、不知火賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は矢ケ部徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。