ササノダンサー（1984年生、母スイートリマンド）

ササノダンサー（1984年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサーペンフロ（当時13歳）と交配したスイートリマンドが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道茅部郡森町、生産者は（有）笹川大晃牧場。戦績は、中央平地20戦1勝、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は1987年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

矢倉玉男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

11月8日、デビュー戦は出口明見騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で出口明見騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で出口明見騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で出口明見騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3歳（1987年）

1月10日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で出口明見騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で出口明見騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた7戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着を確保した。

4月19日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。17頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

5月24日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

6月27日、中4週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（福島芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は出口明見騎手（6戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタカラコスモスに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月18日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下のおけさ特別（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で出口明見騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で出口明見騎手（8戦1勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

9月13日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上400万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で出口明見騎手（9戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で出口明見騎手（10戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で出口明見騎手（11戦1勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下の秋元湖特別（福島芝1200m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で出口明見騎手（12戦1勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

4歳（1988年）

3月19日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、関野弘行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず15着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた20戦目は、5歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は出口明見騎手（13戦1勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

8月26日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、今平弥騎手を鞍上に迎えて、一般B2 B3（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今平弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2 B3（足利ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今平弥騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月6日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、西村一浩騎手を鞍上に迎えて、一般B2（宇都宮ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月7日、中4週で迎えた25戦目は、野元栄二騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野元栄二騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（1989年）

4月18日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた27戦目は、中鉢利弘騎手を鞍上に迎えて、一般B3ロ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた28戦目は、一般B3ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中鉢利弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。